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用語解説公開 2026-07-24

AIの従量課金・クレジットとは | サブスクとの違い

3行で捉える

  • 従量課金とは、使った分だけ支払う課金方式のこと。金額は「100万トークンあたりの単価×使用量」で決まる。
  • クレジットは従量課金のための前払い残高。キャンペーン付与分には受け取り操作や失効日がある。放置すると消える。
  • 2026年は定額と従量の混在が進む。Claude Proでは7月20日から、Fable 5だけがクレジット経由になった。

AIの従量課金とは

AIの従量課金とは、使った分だけ料金を支払う課金方式です。単位はトークンと呼ばれる文字列の断片で、日本語ではおおむね1〜2文字が1トークンに相当します。料金表には「100万トークンあたり入力$◯・出力$◯」と書かれます。AIに渡す文章が入力、AIが返す文章が出力です。

単価はモデルごとに大きく違います。Claude Fable 5は入力$10・出力$50。同じAnthropicでもSonnet 5の標準価格は入力$3・出力$15で、3倍以上の開きがあります。OpenAIのGPT-5.6は最上位のSolが入力$5・出力$30です(プレビュー価格。一般公開時のレビュー)。

クレジットとは

クレジットは、従量課金の支払いに使う前払いの残高です。先にチャージしておき、使用量に応じて減っていきます。API利用だけの仕組みだったものが、チャットのサブスク内で従量分を支払う手段としても使われ始めました。

Claudeでは「使用クレジット」と呼びます。claude.aiの設定→使用状況から有効化し、月ごとの上限額や自動チャージを設定できます。

注意したいのはキャンペーンで付与される一時クレジットです。自動で入るとは限りません。受け取り操作が必要だったり、失効日が設定されていたりします。後述するClaudeの$100クレジットが典型例です。

サブスクとの違い

サブスクは月額定額です。ChatGPT PlusやClaude Proのように、月20ドル前後で一定の利用枠を得ます。使いすぎても追加請求はなく、回数や週次の上限で頭打ちになる仕組みです。

従量課金は逆に、上限まで使い切る概念がありません。使った分だけ請求が伸びます。予算を守るには、上限額の設定を自分で行う必要があります。

どちらが得かは使用量次第です。毎日使うなら定額が読みやすく、特定のモデルをたまに呼ぶだけなら従量の方が安く済みます。業務での使い分けはChatGPT/Claude/Gemini 業務別の使い分けで整理しています。

実例: Fable 5の切替(2026年7月)

定額と従量の境界が崩れた実例が、2026年7月20日のFable 5の切替です。AnthropicはFable 5を、MaxとTeam Premiumでは定額の枠内(週次上限の50%まで)に残し、ProとTeam Standardではクレジット経由に分けました。同じサブスクでも、使うモデルによって課金方式が変わる状態です。

切替に合わせて、ProとTeam Standardには一度限りの100ドル分クレジットが付与されます。受け取り操作の期限は8月2日23時59分(太平洋時間)。受け取り時期に関わらず9月17日に失効します。対象は7月19日時点の契約で、無料トライアルは含まれません。Teamは購入済み標準シート1席あたり100ドル、組織あたり上限2,500ドルで、受け取れるのはオーナーだけです。

切替までの経緯はFable 5がサブスクに戻る従量クレジット化の初報で追えます。

実務の注意点

確認すべきは4点です。第一に、付与されたクレジットの受け取りと失効日。第二に、単価の桁。モデルの選び方だけで費用が数倍変わります。第三に、上限額の設定。従量を有効化したら、月次上限と自動チャージの有無を先に決めます。

第四に、トークン数そのものが変わる場合があること。同じ文章でもモデルが違えばトークン数は変わります。Sonnet 5では新しいトークナイザへの移行が予定され、テキストによっては最大1.35倍になるとされています(2026年9月以降)。単価が同じでも実質の値上げになり得る点は覚えておいて損がありません。

今日できるアクションは1つ。Claude ProまたはTeam Standardを契約しているなら、設定画面で$100クレジットの受け取りを済ませることです。期限は8月2日です。

どう見るか

課金方式の単位が、プランからモデルへ下りてきています。7月の切替が示したのは「サブスクか従量か」がもはや契約時の選択ではなく、モデルごとに決まる条件になったことです。どのモデルを定額に含めるかは各社の競争手段になり、単価と上限は今後も動きます。利用側にできるのは、動く前提の管理です。単価を把握し、上限を設定し、クレジットの期限を確認する。この3つが従量時代の基本動作になります。

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出典

Anthropicサポート: Claude Fable 5 on your plan / Anthropicサポート: one-time free credits promotion